連載「モノ語り」目次

OFUDA-DEN(お札殿)のモノ語り

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きれいな神棚がほしい、がきっかけ

朝陽の中の最終試作
朝陽の中の最終試作

デザイナーが自分でほめてもしょうがないのだが、朝日に輝くOUFDA-DENの最終試作は、神々しいほど美しかった。

神棚のデザイン開発に着手したきっかけを少しばかり紹介しておこう。

「最近の家には神棚はないのだろうか」。
ある時、若者たちと神棚論議になった。
立派に老人の入り口まできている自分の理解は、最近の若者はきっと神様離れもさぞかしすすんでいるものと思っていたのだが、実はそうでもない。

若者たちもなにかにつけて、神社にお参りし、お札をいただいてくるという習慣は決してすたれていない。
ただ、昨今の都会の洒落た住宅空間には、古来からのお宮の模型のような神棚はそぐわない。だからだろうか、食器棚の上とか中とかに神様が鎮座することが多いようだ。

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「OFUDA-DEN(お札殿)」の商品情報は、桜ショップオンラインにてご覧いただけます。

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株式会社古今研究所 代表取締役
稲生一平

アートディレクター、陶芸家
1942年生まれ。大手広告代理店に勤務後に独立。異色のプロデューサーとして活動。
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