連載「モノ語り」目次
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昔のピアノの椅子

今もあるのだろうか。ずいぶん昔の話、ピアノの椅子は座面が蝶番で開くようになっていて、中に楽譜などが入れられるようになっている物があった。というのを見た事があるという事で、自分はピアノを弾くわけでもなんでもない。スツール「CHOTTO」の引出し箱を思い立ったきっかけだ。
デスクまわりは、とかくモノが集まる。だからこのお尻の下の引出し箱も使い方次第で何かの役にたつだろう。
些細な事だが、スツールを持ち上げて移動する時に、引出しが抜け落ちるのを避けるために、ちいさな引っかかりを作って滑り落ちないようにしている。そんな事を知らずに引出しを引くと少しばかり何かが引っかかった感じがするかもしれない。
文房シリーズのデスクの下に引き込んだスツールはとても美しくフィットする。

もちろん使い方に決まりは無いので「文房シリーズ」をはなれて玄関の小椅子として、リビングのアクセントチェアーとして、またキッチンの家事コーナーにも使えそうだと思っている。

スツール 引出しディテール
引出し箱のディテール
スツール 小さな引っかかり
引出し落下防止のための小さな引っかかり
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「文房シリーズの椅子・スツール MANABI/CHOTTO」の商品情報は、桜ショップオンラインにてご覧いただけます。

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株式会社古今研究所 代表取締役
稲生一平

アートディレクター、陶芸家
1942年生まれ。大手広告代理店に勤務後に独立。異色のプロデューサーとして活動。
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