連載「モノ語り」目次

文房シリーズ PCデスク編

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理想のPCデスクとしての一つの回答

PCデスク、パソコンデスク
PCデスクとしての機能を意識した文房シリーズのデスク

今回のプロジェクトでは、最初からPCデスクとしての機能を意識していた。
PCも一昔前と違って、今や立派な文房具だ。
硯と筆がインクと万年筆に代わり、鉛筆が登場し、ボールペンやシャープペンシルが登場する。
その延長線上にPCがある。
ただ、鉛筆や万年筆にくらべると、大分大仕掛けでラップトップといっても、それなりの場所はとるし、充電のための電源が要る。更に、外付けハードディスクや、PCではないが、携帯電話、音楽プレーヤなどがデスクに置かれることになる。

理想のPCデスクというのは、人によって、使い方によって様々で、理想の標準などあるはずもないことは承知している。
ここで理想のPCデスクというのは、どこまでいっても私が理想とする姿に少しでも近づけたいと意図してデザインしているという意味なので、誤解のないよう願いたい。
デザインにあたって考えた事は、全くPCデスクという雰囲気を持たないながら、PCのための最小限の機能を内包する小さくて美しいデスクである。

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「文房シリーズ デスク(DESK)」の商品情報は、桜ショップオンラインにてご覧いただけます。

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株式会社古今研究所 代表取締役
稲生一平

アートディレクター、陶芸家
1942年生まれ。大手広告代理店に勤務後に独立。異色のプロデューサーとして活動。
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