連載「モノ語り」目次

OFUDA-DEN(お札殿)

香筒

香筒

香筒というのは、あまりなじみがないかもしれないが、名前の通りお線香を入れる筒だ。
格別な理由もなく数年前から気になっていたもので、研究というにはほど遠いが、折に触れて調べていた。様々な素材、加工、加飾を伴ったものなどシンプルなものから、美術品のようなものまであるが、古くは法具であったのだろうか、そこはわからない。
ある時、お世話になっている東慶寺さまから、オリジナルデザインの香筒をお寺で販売したいので考えてくれないか、というご相談をいただいた。
これぞ仏縁というものかもしれない。
以来、香筒開発の楽しい戦いが始まった。試作を重ね7ヶ月、やっと発売のはこびとなった。

完成した4種類の香筒
(写真3)
前へ
次へ

「香筒」の商品情報は、桜ショップオンラインにてご覧いただけます。

category香筒  time15:15  authorInoh Ippei 
株式会社古今研究所 代表取締役
稲生一平

アートディレクター、陶芸家
1942年生まれ。大手広告代理店に勤務後に独立。異色のプロデューサーとして活動。
> 続きを読む